浜 野 浦 の 棚 田

 佐賀県玄海町にある、小さな入り江を囲んだ急勾配の山肌に作られた浜野地区の棚田は、戦国時代から江戸時代にかけ、多くの人々によって築かれました

急勾配の斜面で農業を営むために、人々は山を切り開き、石を運び、1段ごとに積み上げて、棚田をこしらえました。その後も永い年月の間、保全や整備をくりかえし、11.5haの土地に対して283枚にも及ぶ現在の棚田が形成されました。幾重にも重なる棚田の様子は「耕して天に昇る」と形容されるほど。

すべてが手作業の時代、先人達による苦難の開拓の歴史が、棚田の美しい光景を誕生させたのです。

現在では、「全国棚田百選」、「恋人の聖地」にも認定されています。